イタリア・ロマンティック名曲集:Romantic Italian Songs/イロナ・トコディ
イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京
イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京U
「禁じられた音楽」イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京V




究極の名コンビによる初のスタジオ録音

イタリア・ロマンティック名曲集/イロナ・トコディ

イタリア・ロマンティック名曲集/イロナ・トコディ

イロナ・トコディ(ソプラノ)/斎藤雅広 (ピアノ)
1998年12月6〜7日/富山・北アルプス文化センター

1)C.インノチェンツィ/さらば、栄光の夢よ!
2)A.スカルラッティ/私は心に感じる
3)A.スカルラッティ/陽はすでにガンジス川から
4)G.カッチーニ/アヴェ・マリア
5)G.カッチーニ/アマリッリ
6)V.ベッリーニ/私のフィッリデの悲しげな姿
7)V.ベッリーニ/マリンコニーア、優しい妖精よ
8)G.ドニゼッティ/愛と死
9)G.ドニゼッティ/私は家を建てたい
10)G.ロッシーニ/踊り
11)G.ヴェルディ/孤独な部屋で
12)G.ヴェルディ/ストルネッロ
13)R.レオンカヴァッロ/マッティナータ
14)E.タリアフェッリ/起こさないで
15)E.クルティス/孤独
16)E.クルティス/帰れソレントへ
17)E.クルティス/泣かないおまえ
18)F.P.トスティ/理想のひと
19)F.P.トスティ/魅惑
20)F.P.トスティ/かわいい口もと
21)F.P.トスティ/夏の月
22)F.P.トスティ/さようなら!
23)R.ファルヴォ/君に告げてよ

EXTON / OVCL00008(¥2,800)
<発売元:オクタヴィア・レコード/1999>






コンサート・ライヴの決定盤!・・・・・ソプラノとピアノが奏でる華麗なるデュオ

イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京T〜V
カラスの再来・・・ハンガリーのプリマドンナ、イロナ・トコディ。
世界の一流アーティストのパートナーとして絶賛されているピアニスト斎藤雅広。
ベストコンビが送る好評ライヴシリーズ、絶賛発売中!





「禁じられた音楽」イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京V

「禁じられた音楽」イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京V

イロナ・トコディ(ソプラノ)/斎藤雅広 (ピアノ)
1994年12月20日/秋川キララホール

1)S.ガスタルドン/禁じられた音楽
2)C.グァスタヴィーノ/村よ、私の小さな村よ
3)Z.コダーイ/歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」〜私は貧しい
4)Z.コダーイ/ナウシカ
5)G.スポンティーニ/歌劇「ヴェスタの巫女」〜ああ、不幸な人々を守護する女神
6)F.シューベルト/アヴェ・マリア
7)F.シューベルト/水の上で歌う
8)R.シュトラウス/あすの朝
9)V.ベルリーニ/歌劇「ノルマ」〜彼らは私の子供だ(第2幕フィナーレより)
10)J.P.マルティーニ/愛の喜び
11)F.P.トスティ/別れの歌
12)F.P.トスティ/夏の月
13)M.デ・ファリャ/子守歌(ナナ)
14)R.シュトルツ/喜歌劇「「お気にいりの家来」〜わが心の王様
15)E.デ・クルティス/あなたがとても好きだ
16)R.ファルヴォ/君に告げてよ
17)A.バーリン=斎藤雅広編曲/ホワイトクリスマス
18)F.チレア/歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」〜哀れな花よ
19)E.デ・クルティス/あなたがとても好きだ
20)R.ファルヴォ/君に告げてよ
21)S.ガスタルドン/禁じられた音楽
(16〜21はアンコール)

ノーブルで、しかもチャーミング・・・・・。〜ライナーノートより

郡 愛子/声楽家
Dをかけた途端ひき込まれてしまった。
艶のある深く美しい声と自然なエスプレッション、そして支えのある完璧な発声法の上に基づいて、何のごまかしもてらいもなく、歌の本質を心で感じたまま見事に歌っている。
私たちオペラ歌手は発声に注意をはらうということを超えた次元で、感じたままを人に伝えたいと思い常に努力している。発声と解釈だけを押しつけてくる“大歌手”もいるが、イロナ・トコディは何と無防備に心を開いて歌ってくれていることだろう。歌とは元来こういうものだったのだと、心から感動した。お会いしたことはないけれど、きっと温かくユーモアに富んで、心のひろい人間味溢れる方であろうとの確信を持った。
さらにコンサートのあり方として、一つのコンサートで一つのテーマを追求することも良いが、彼女のレパートリーには目を見張るものがある。オペラからドイツ、イタリア、スペインの歌曲、カンツォーネにいたるまで、どれもがトコディにかかると生命がみなぎり、ノーブルでしかもチャーミング・・・。まるで全ての曲がもともと彼女のために作られたオリジナル曲のようだ。
また、斎藤雅広氏のピアノも衝撃的である。神業の如く歌との一体感を感じさせ、ある時はオーケストラのように。またある時はチェンバロのように歌と絡み合いながら、心に滲みて来る。凄いピアニストがいるものだ。
こんなピアニストと一緒に仕事をすることができたら、無限の可能性と喜びを求めることができるだろう。彼も常に人の気持ちを大事にする、誠意に満ちた素晴らしい方に違いない。
ステージに立つと、そのひとの人格、生き方が赤裸々に出てしまうものである。歌ってゆくことの怖さを改めて感じるとともに、私自身このお二人のアーティストのように、心も技もさらにみがいてステージに臨まなければ・・・との決心を新たにした。

LIVE NOTES / WWCC-7267(¥2,913+税)
<発売元:ナミ・レコード/1995>






イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京U

イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京U

イロナ・トコディ(ソプラノ)/ファン・ポンス(バリトン)[(15)(16)特別出演]/斎藤雅広(ピアノ)
1993年5月27日/秋川キララホール

1)G.F.ヘンデル/歌劇「リナルド」〜涙の流れるままに
2)F.P.トスティ/魅惑
3)F.P.トスティ/かわいい口もと
4)F.P.トスティ/暁は光から
5)シチリア民謡(V.ベルリーニ)/光さす窓辺
6)シチリア民謡(G.サデロ作)/アムーリ、アムーリ
7)ユダヤ民謡/エイリ、エイリ
8)L.デンツァ/来たれ
9)F.J.オブラドルス/いちばん細い髪をして
10)M.グレベール/あなたが好きと君は言った
11)C.F.グノー/歌劇「ファウスト」〜宝石の歌
12)E.W.コルンゴールド/歌劇「死の都」〜マリエッタの歌
13)W.A.モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」〜愛の神様みそなわせ
14)F.レハール/喜歌劇「パガニーニ」〜愛は地上の天国
15)G.ヴェルディ/歌劇「シモン・ボッカネグラ」〜どうして1人離れて・・・娘よ!その名を呼ぶだけで(二重唱)
16)F.P.トスティ/かわいい口もと
17)E.デ・クルティス/忘れな草
18)L.アコム/神よ恵みを与えたまえ
19)E.デ・クルティス/忘れな草 より

(15〜19はアンコール)

心満たされる歌声〜ライナーノートより

(三林 輝夫/声楽家)

何と心満たされる歌声の数々だろうか。バロックのアリアからオペラ、オペレッタ、民謡と、ジャンル、時代を越えて歌の素晴らしさや魅力を堪能させてくれるイロナ・トコディのライヴ録音による2枚目のCDである。
初来日のステージを聴いてすっかり彼女のとりこになったのは1991年の春だったから、あれから3年、今や世界で最も売れっ子の、押しもおされぬソプラノ・リリコスピントのスターの座に馳け上ったトコディ。しかし一向に気取らぬプログラムで聴く者を楽しませてくれるのは、うれしい限りである。
トコディの声は抜群の息の支えによって伸縮自在。コントロール自由で、歌声は表現そのものといって良い。巧緻きわまりない歌いまわし、人を魅了する独特のアーティキュレーションなどの音楽性は、教わって身につくものではなく、全く天性のものであろう。私はトコディの歌を聴くと、不世出の大ソプラノ、マリア・カラスを思い出す。
(中略)
このトコディの心に響き合いながら最上質の音で活き活きとしたスケールの大きいピアニズムを展開している斎藤雅広の協演もこのCDの大きな特長であろう。
私の頭の中には、このトコディ:斎藤のコンビであの歌もこの歌も聴きたいという曲のリストが際限なく浮んでくるのを抑えられない。又ファン・ポンスとのデュエットがアンコールとは何と豪華なハプニングだろう。「シモン・ボッカネグラ」の舞台が見える様だ。


トコディを語る〜ライナーノートより

(斎藤 雅広/ピアニスト)

今回のこのCDをお聴きになった方は、従来のトコディのイメージとは少し違った印象を受けられるかもしれない。いつもの繊細で優しい叙情性に満ちた面に加え、凛としたドラマティックな輝きが表現され、世界のプリマの貫禄を感じさせているからだ。ほとんど同じプログラムの東京芸術劇場でのライヴはNHKでも放送されたが、これはまた遊び心一杯の実に楽しいステージであったので、それとも味わいが異なっている。
という様にトコディという人は同じ曲を決して同じ解釈で歌う事がない。とにかく声楽家としては珍しいほどムラがなく、常に完成度高く歌える彼女だからこそ、感情の赴くまま自由な歌が展開できるのだろう。逆に伴奏とユニゾンで歌う時などには、観客に語りかけながらリズムをわざとはずして歌ったりもする。エネスコの歌曲や「忘れな草」「フラメ」もなどもそうだったが、それがむしろ心地よく感じられるというのは、優れたテンペラメントに加えて、極めて高いソルフェージュと読譜の能力を併せ持つ芸術家としての底力に他ならない。プログラミングでも、巧みな語学を駆使していろいろな国々の歌を散りばめ、良い歌であれば男性が歌う曲でも歌い、他の名歌手達の極めつけといわれる愛唱曲を積極的に取り上げる等、なかなか奥深いものがある。

LIVE NOTES / WWCC-7243(¥2,913+税)
<発売元:ナミ・レコード/1994>







イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京

イロナ・トコディ/ライヴ・イン東京

イロナ・トコディ(ソプラノ)/斎藤雅広 (ピアノ)
1991年4月20日/秋川キララホール

1)F.P.トスティ/もはや君を愛さず
2)F.P.トスティ/理想の人
3)F.デュランテ/愛に満ちた乙女よ
4)V.ベルリーニ/喜ばせてあげて
5)P.マスカーニ/歌劇「友人フリッツ」〜このわずかな花を
6)P.マスカーニ/歌劇「友人フリッツ」〜涙と悲しみだけ
7)B.バルトーク/故郷を遠く離れて
8)B.バルトーク/川を渡って
9)B.バルトーク/夏の野原にて
10)G.エネスコ/苦しめないで
11)G.エネスコ/手紙の苦手なご婦人達へ
12)J.マスネ/エレジー
13)F.プーランク/4月の月
14)C.グァスタビーノ/ばらと柳
15)M.ポンセ/小さな星(エストレリータ)
16)F.アルファーノ/歌劇「復活」〜慈悲深き神よ
17)G.プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」〜私の名はミミ
18)G.プッチーニ/歌劇「トスカ」〜歌に生き恋に生き
19)G.プッチーニ/歌劇「蝶々夫人」〜ある晴れた日に
20)M.グレベール/誓っておくれ
21)ユダヤ民謡/ぶどうとアーモンド
22)M.グレベール/誓っておくれ より
(20〜22はアンコール)

LIVE NOTES / WWCC-7220(¥2,913+税)
<発売元:ナミ・レコード/1992>