NHK教育テレビ 「トゥトゥアンサンブル」

(1997.4〜1998.3放映)

(1998.4〜1999.3放映)




(1997.4〜1998.3放映)

NHK「トゥトゥアンサンブル」より



学校放送番組として、1997年4月にNHK教育テレビで始まった「トゥトゥアンサンブル」。
小学校中学年向きに、子供たちがリコーダーに愛着を覚え、音楽の奥深い魅力を感じとっていくことが目的とされています。

物語風の番組は、ケンというごく普通の少年が“音楽の森”に迷い込んだところからストーリーが展開していきます。
“音楽の森”・・・そこには、リコーダーの神さまの木“トゥトゥトゥリー”があり、その中には音楽の森の管理人で、スーパースター(?)の“キーボーズ”が住んでいて、一日中ピアノを奏でています。
そのキーボーズと素敵な音楽の仲間たちに会うために、ケンはリコーダーの妖精“ララ”とトゥトゥトゥリーのお使い“ピピ”に助けられながら、リコーダーを吹くコツを身につけていくのです。

毎回、ゲストに一流アーティストが出演するため、お子様だけではなく、音楽を愛する全ての方々にお楽しみいただる番組と好評でした。





出演者の紹介とメッセージ

キーボーズ(斎藤雅広)

キーボーズに扮する斎藤雅広

音楽の森にあるトゥトゥトゥリーというリコーダーの神様の木の中に住んでいる音楽の森の管理人。彼が生活をしているキーボーズスタジオには、毎回ステキな音楽の仲間たちが得意な楽器を持って遊びにやってきて、楽しいアンサンブルを繰り広げます。
紫色の着物に鍵盤模様の袈裟、五線譜の帯に黄色いメガネ、メッシュが入った髪を振れば赤いリボンがさらりと揺れるおちゃめなお下げ・・・演じる斎藤雅広をそのままキャラクターにしてしまったようなキーボーズ。でも、ショータイムで見せるテクニックの素晴らしさはさすが超一流。



[斎藤雅広が語る『トゥトゥアンサンブル』への思い]

ことのはじまりは、もう何年も前、『ゆかいなコンサート』という青島広志さんがやっていた番組を「引き継いでみない?」という某マネージャーのすすめもあって、学校放送にあいさつに行ったのでした。演奏はいろいろとonairされているし、もともと『ピアノのおけいこ』出身だし・・・といった有利な話はあまりなく、とにかく小学校の先生方が納得出来るように「先生」の肩書きが必要、そして番組制作上で作曲・編曲家としての(出来るというだけじゃなくて)実績、またNHKで演奏家として以外のパフォーマンスの実績・・・この3点において不足しているといわれてしまったのでした。その後、ヤマハミュージックメディアで7冊の編曲本が出版、大阪音大の講師になって先生となり、NHKでもラジオ等でおしゃべりしまくったりして・・・。うまい具合にこのハードルをクリア、再びNHKにごあいさつに行けば『ゆかいなコンサート』は打ち切り、新番組を・・・という事になっていました。それからいろいろな案を提出したのですが、一長一短。そのころ気まぐれに買ったセガ・サターンをやりながら、ふとゲーム感覚の「音楽の森、大冒険」みたいなのをひらめきました。大地震にみまわれて大事な楽譜が失われてしまった音楽の森オーケストラ。その指揮者であり国王でもある人物に勇者が呼び出される。「鍵盤の谷に住むキーボーズ」の力を借りて、いろいろな難所に住む楽器の名手に会いに行き共演してもらう。楽譜の原本を持っている森の妖精達は本物の音楽にふれた時、その楽譜を貸してくれるのだ・・・とまぁこんな感じです。
その後リコーダーのABCを教えること等の条件が加わり、あーだこーだしているうちに、『トゥトゥアンサンブル』に生まれかわりました。だから私としては思い入れが強い番組。大好評のあのコスチュームに対しても「あんなことまでして」とかいう人もいますヨ。ゲストにいらした村井祐児先生でも、NHKの人に「この人、ピアノ本当にうまいんだよ・・・かわいそーに」等と言って下さったとか。でも、これは私の発案です。思いきり楽しくインパクト強くやりたかった!音楽への印象づけも濃い味になるでしょ。それでいて演奏的には納得のいくものを・・・ということで、ゲストはスーパーなラインアップ。ぜいたくな番組になりました。演技はシロウトなので大変ですが、これも意外とウケている様でひと安心。応援のお手紙をいっぱいいただいております。ありがとうございます。
もう少し、クラシック音楽中心でやりたいとは思いますが、幅広いジャンルをという声もあり、そこは一生懸命適応しているという所です。この番組を通じて、子供たちがリラックスして音楽に対応できるような雰囲気を作れればと思っています。そして大人も楽しめる良い内容も保ちたいです。これからも頑張りますので、よろしくネ!

キーボーズがハイポーズ!?[キーボーズ(斎藤雅広)からケン(立澤真明)へのメッセージ]

ケンは本当にかわいい顔をしてるけど、性格は男っぽい。やんちゃで元気いっぱいな所がとてもいいネ。スタジオに女性ゲストが来ると「かわいい、かわいい」ってボクよりモテるのがちょっとくやしいかな。将来はSMAPのようなスターになれる資質十分。がんばって下さい。

[斎藤雅広からプロデューサー華山益夫へのメッセージ]

華山さん・・・まとめ役の名プロデューサーです。いろいろな要素をテキパキと時間内に収めていくプロの技は、本当にあざやかです。華山さんは二期会会員の歌手でもあり、音楽に対しては深い愛情を持っている人。そんなあたたかさが画面からにじんでくる様です。また、華山さんのリサイタルには飛び入りで私も出演させていただくことにしています。お楽しみに・・・。とにかく、わがままなシロウトを相手に毎回キレそうになっていらっしゃるに違いないのに、いつもコツコツ・・・。感謝感謝の日々です。どうぞ今後共よろしくご指導下さいネ。


ララ(本谷美加子)
リコーダーの妖精ララ・・・ある日、音楽の森でリコーダーが上手に吹けなくて落ち込んでいる少年ケンと遭遇。いろいろな種類の笛を身につけたララは、トゥトゥトゥリーのお使いのピピと一緒にリコーダーを上手に吹くコツをケンに教えます。

[プロフィール]・・・・・北海道帯広生まれ。小学校3年生の時にオカリナと出会い、その音色に強くひかれオカリナを吹き始める。オカリナを持って一年間のオーストラリア旅行に出発。シドニーの街角で、ストリート・オカリーナプレーヤーとして活動を始める。帰国後、劇団「汎マイム工房」に入団。パントマイムを、あらい汎氏に師事。都内の駅をステージに、ストリートオカリナLIVEを開催。自作のオリジナル曲が注目され、ミニアルバム「Station」をリリース。日本各地でコンサートを行う他、自治体その他のテーマ曲の作曲、レコーディング、オカリナグループとの交流、TV・芝居出演と多方面で活躍中。97年6月にはニュー・アルバム「MELODY」が東芝EMIよりリリースされた。

ケン(立澤真明)
どこにでもいそうな普通の少年ケンは、ある日音楽の森に迷い込んでしまいました。そんな時に出会ったララとピピと一緒に、トゥトゥトゥリーのおまじないを唱えてキーボーズスタジオに・・・そこで、いろんな楽器を持った素晴らしい音楽の仲間たちと共演するうちに・・・あんなに苦手だったリコーダーがすっかり得意になってしまったようです。

[プロフィール]・・・・・1987年10月31日生まれ。B型。さそり座。埼玉県出身。3歳の時にモデル事務所「クレヨン」に所属し、雑誌、ポスター、CMなどに出演。最近ではナムコ・ゲームソフトCF、ジョンソン虫除けスプレーCF、「笑っていいとも!」、そして「トゥトゥアンサンブル」では、初めてセリフがたくさんの少年ケン役に抜擢された。



[立澤真明が語る『トゥトゥアンサンブル』について]

「テレビ見てるよ」って言われるとすごくうれしい。小学校3,4年生だけじゃなくて、小さい子から大人までみんなに見てほしい。本当に楽しいから・・・。「ケン」がいろいろな音楽家に出逢って、音楽やリコーダーが楽しくなっていくように、きっとみんなも楽しいことわかってくれると思う。

[ケン(立澤真明)からキーボーズ(斎藤雅広)へのメッセージ]

斎藤さんってピアニストなんだけど、「キーボーズ」そのままみたいな、おもしろい人!時々アドリブが飛び出したり、アイデアが素晴らしい。「ケン」が「キーボーズ」に逢えることを楽しみにしてるのと同じように、本当の僕も「キーボーズ」に逢える日が、学校へ行くのと同じくらい楽しみ!!これからもいろいろな事を教えてもらってがんばります。


●製作者の立場から(NHK学校放送番組部/華山益夫)

魅力いっぱいのレギュラー出演者、そして毎回お迎えするステキなゲストと一緒にお仕事ができて幸せいっぱいです。でも、いつもニコニコしているかというと、そうでもありません。この番組のコンセプトは「音楽の楽しさを子どもたちに伝える」ことですが、「音楽」「楽しさ」「子ども」といっても、これらをどう捕らえるかは、人それぞれの思いがあります。「音楽とは何か」と大上段にふりかぶるまでもなく、この番組で聴いてもらう音楽のジャンルをどこまで広げるか、についても試行錯誤の連続ですし、「子ども」についても教室の子ども全部が楽しむ方向か、たとえ少数でも心のどこかに何かが残ることを目指すのか、これも難しい問題・・・etc.。
才能豊かな、それだけに個性も思いも強い出演者やスタッフをまとめていかねばならない立場にある者として、毎日自分を試されている思いです。
自己紹介を少々。小さい時から音楽が好きで、30歳を過ぎてから声楽の勉強をはじめました。4年前、二期会の会員になり、今年9月15日には渋谷の東邦生命ホールで2回目のリサイタルを開きます。NHKに入局した当初はドラマ志望で、「銀河テレビ小説」や「中学生日記」、学校放送の「道徳ドラマ」などを担当してきましたが、今年から希望して「トゥトゥアンサンブル」を担当することになりました。
最後に、斎藤雅広さんのこと。斎藤さんが、声楽家と一緒に仕事をされるのを聴きました。デリケートで多彩な音色と、絶妙のテンポ感で歌手を支えながら、時にハッと息を呑むような大胆で斬新な自己主張があって、曲に新しい生命が吹き込まれることに驚きと喜びを覚えました。その大ピアニストが、番組では見事なタレントぶりを発揮しています。私が特に感心するのは自分のセリフがない時の演技です。経験の浅いタレントの多くはセリフがないと無表情に手足を持て余してしまうものですが、斎藤さんのユニークな表現には、ディレクターとしていつも助けられています。この勢いでいくと、吉本興業から声がかかって、お笑い番組とスケジュールのとりっこをしなければならなくなるんじゃないかと心配です。



2002年5月
斎藤雅広リサイタルを聴きにいらした
「トゥトゥアンサンブル」1997年度の
ケンちゃんこと立澤くん
あれから5年・・・
キーボーズとケンちゃんの身長が
ほとんど同じです(o^^o)



フレーフレー、キーボーズ!・・・「トゥトゥアンサンブル」視聴者の皆様から
一年間、いーっぱいあたたかいメッセージがとどきました。
応援、本当にありがとうございます


● 横浜で小学校の音楽の教員をしています。4月から授業の中で取り上げて活用させていただいておりますが、このところ数回はクラシック音楽から離れたものが多くなってきているように見受けました。授業内の音楽鑑賞ではなかなか真面目に聴かない生徒たちも、この番組のゲストと斎藤さんによる演奏コーナーは目を輝かせて毎回楽しみにしています。学校放送番組なので、もっと音楽史に登場する作曲家たちの作品を多く演奏して生徒たちが本物のクラシック音楽にふれる機会を増やしていただけたらさらに良いのではないかと思います。(1997.6/横浜市・教員)

● 中村紘子さんとの回がよかった。(同種ほか5件)

● 佐藤しのぶさんの回で斎藤さんが編曲されていたエーデルワイスがとってもおしゃれでよかったです。編曲作品のCD化などの予定はないのですか?(1997.7/富山市・Dさん)

● キーボーズからショータイムで変身して正装にもどるギャップがなんともいえなくて面白いです。その正装した斎藤さんを指して子供に「ほら、キーボーズさんだよ」と言ってもなかなか信じないところがまた面白いのですが…。(1997.7/主婦)

● キーボーズさん、もっとピアノ弾いてください。(1997.8/小1…お母様より)

● 家内が「トゥトゥアンサンブル」の大ファンで、NHKにファンレターを送り斎藤さんからお返事をいただいたことでホームページを見させていただきました。これからも楽しい番組を期待しています。(1997.8/神戸市・Tさん)

● クラリネットでジャンルの違う日本を代表する2人の奏者と斎藤さんの共演が見られたのはラッキーだった。(1997.9/音楽教室)

● 毎回の楽器の紹介のしかたがアイデアがあって楽しいです。息子と「今日はどんな楽器かしらね?」と楽しみに見ています。(1997.9/主婦)

● 友人にすすめられて2回めから見始めたピアノの教師です。小学校用とはいいながらも、毎回素晴らしいゲストを招いてのショータイムの贅沢さには目をみはるものがあります。斎藤さんのピアノとトークで大人向けの「クラシック広場」みたいな番組があったら楽しいでしょうね。(1997.9/ピアノ教師)

● キーボーズさんは演技もとっても楽しいけれど、やっぱりピアノをあまり弾かない回はちょっと寂しいです。できるだけいっぱい聴かせてください。(1997.10/Kさん)

● 「トゥトゥアンサンブル」を偶然見て以来、斎藤さんの大ファンになりました。(1997.11/Mさん)

● キーボーズが一転して斎藤雅広さんになるところが、ただ楽しいだけの番組ではなく本物の演奏に触れられるという実感を味わうことができていいですね。千住真理子さんとの演奏、息がぴったり合っていて素晴らしかったです。(1997.11/Aさん)

● 斎藤さんがクラシック界の一流ゲストと繰り広げるトーク&演奏の番組などの予定はないのでしょうか?(1997.12/藤沢市・Kさん)

● 「トゥトゥアンサンブル」をみて、斎藤さんについて詳しく知りたいと思いインターネットで検索をしてこのページをみつけました。今年小学校に入ったばかりの娘も斎藤さんの写真がいっぱい見られて大喜びしています。番組についても予定表などが掲載されていて毎回楽しみにしています。また、テレビでは見られない斎藤さんのいろいろな面が見られて楽しませていただいています。これからもいろいろな面でご活躍下さい。(1997.12/主婦)

● ピアノを教えている友人に「おもしろい番組があるから一度見てみてよ」といわれ、「トゥトゥアンサンブル」を見はじめました。音楽のことをよくわからない私のような素人の人には、絶対「トゥトゥアンサンブル」のアノ人がピアノを弾く…というところからはいってお子さんとコンサートを見に行っていただくというのが、馴染みやすいと思うんですよね。うちの会社の音楽好きな上司やお子様のいる方に「トゥトゥアンサンブル」を見ていただくように紹介しています。(1998.1/東京・OL)

● 今、私たちのクラスでは、音楽の授業のあとでピアノを弾ける人たちが、キーボーズくんの物真似するのが流行ってます。(1998.2/小3・Tさん)

● 「NHK趣味百科」等で斎藤さんを講師に迎え、演奏を交えながら社会人のために音楽史を面白く紹介するような番組があるといいですね。(1998.2/音楽科教諭)

● 突然のメールにて失礼いたします。トゥトゥアンサンブルのホームページ拝見させていただきました。大変よくできてますね。放送予定一覧を見ていたら見逃してしまった回がかなりあるのを発見してしまいました。そこで、この番組は再放送の予定、もしくはビデオ販売の予定はないのでしょうか?(1998.2/Fさん)

● はじめまして。斎藤さんのホームページを拝見させていただきました。私は、去年の4月に「トゥトゥアンサンブル」を見てからすっかり斎藤さんのファンになってしまいました。毎週ビデオにとって見ています。特に、中村紘子さんと共演なさった時のが良かったです。ケン君とララさんも、とってもステキですね。それにしても、斎藤さんのピアノはいつもとてもステキだなあって思っています。これからも頑張って下さいね。応援しています。(1998.2/Nさん)

● 最終回が素晴らしかった。コンチェルトの演奏はいうまでもなくピアニストとしての斎藤さんが全面に出ていて、番組のしめくくりにふさわしくてよかったと思います。また、指揮者の説明をしたところなども大変に聞きやすい声と話し方で教育番組にふさわしく、また映像的にみてもとても面白かった。(1998.3/音楽関係)

● リコーダーの回では、ちょうど今年話題になった映画音楽を取り上げているのが興味深かったです。時代の流れを見事にくみいれながら企画しているところはさすがNHKと感心させられました。(1998.3/ピアノ講師)

● ケンちゃんが、ほんとにキーボーズのことを大好きなんじゃないかと思える、とても雰囲気のいい番組でした。一年間とても楽しかったです。(1998.3/Aさん)

● あんなにスゴイ演奏、子供のためだけじゃもったいないです。夜の番組でも聴かせてください。(1998.3/京都府・Tさん)

● 第1回めからとても興味深く見させていただきました。私は音大でピアノを専攻していましたが、現在は結婚して二人の子供の育児に追われる毎日です。子供が二人もいると教育テレビは朝からつきっぱなしの状態です。なかでも「トゥトゥアンサンブル」はピアノをやっていた私にはとても楽しみな番組でした。特に斎藤さんを中心としたショータイムの素晴らしさは毎回楽しみで、1年間のショータイムの部分だけを集めた特別番組や、ビデオなどがあったらいいなあと思いました。「4月からも続くといいわね」と子供たちと話しています。(1998.3/主婦)






NHK教育テレビ 「トゥトゥアンサンブル」

(1998.4〜1999.3放映)

ここをクリックすると・・・なんとキーボーズの声が聞ける・・・らしい

長らくお世話になりました・・・
キーボーズからのお別れのご挨拶



サッカーに夢中の小学校4年生コースケは、ある日サッカーボールで遊んでいるときにリコーダーの形をした不思議な木〜音楽の神様“トゥトゥトゥリー”と出会います。“音楽の森”の道案内役・妖精“ララ”に連れられて“音楽の広場”を訪ねるコースケ。
そこで少年コースケが見たものは・・・音楽の森の宣伝マン、“キーボーズ”!!!
そしてこの“音楽の広場”には毎回素敵な楽器の達人たちが招かれて、楽しいアンサンブルが繰り広げられます。
キーボーズは、トゥトゥトゥリーが選んだ子どもの代表コースケを通じて「音楽の持つ不思議な力」をおもしろくアピールしてくれるのでした。




出演者の紹介

キーボーズ(斎藤雅広)

音楽の森の宣伝マン。
「音楽は、人の心を揺り動かす、感動を作りだす、一番の力であると私は信じている。その力を世の中に広くアピールするのが私の仕事。」
その仕事を手伝ってもらうために招かれたのが少年コースケ。
音楽の森の中央にある“音楽の広場”では、毎回ゲストが招かれて素敵な演奏会が開かれ、キーボーズはいろいろなパフォーマンスを採りいれながら、おもしろくアピールを繰り広げる。

すっかりお馴染みになった斎藤雅広扮するキーボーズ。
紫色の着物に鍵盤模様の袈裟・・・派手な黄色のメガネ・・・
そしてなんといっても超一流のテクニックで魅せる華麗なピアノは大好評!

左からキーボーズ、コースケ、ララ

ララ (本谷美加子)
音楽の森の道案内役、妖精ララ・・・音楽の森のはずれでトゥトゥトゥリーに選ばれた少年コースケを、音楽の広場へと連れていきます。

コースケ (佐藤光将)
東京近郊・武蔵野の面影が残るある町に住んでいる小学校4年生。はじめたばかりのサッカーに夢中で、浦和レッズのサポーター。
そんなコースケがいつも遊んでいる、家のすぐ裏の小さな林に
ちょっと変わった形の木が一本あった。

ある日、いつものようにサッカーボールで遊んでいると・・・


田中健と麻未ちゃん田中 健
“がんばリコーダー”のコーナーでは、ケーナでおなじみの田中健がリコーダーを上手に吹くコツを楽しく指導します。

三輪 麻未
“がんばリコーダー”のコーナーで、田中健の指導のもとリコーダーの吹き方をマスターしていきます。

リコーダー指導 : 吉沢実 / 篠原 理華



1998年度に出演の三輪麻未ちゃんからのE-mail

その後 お元気ですか。
私はこの冬、インフルエンザにかかり2週間も学校をお休みしてしまいました。
ようやく元気になったかと思ったら、もう春休みになってしまいました。
1年間たのしくトゥトゥアンサンブルをみせてもらいました。
最後の収録の日に、はじめてキーボーズさんとコースケくんにあいましたが、
一緒に出演したかったです。

最終日の収録を終えて[後列左からキーボーズ、ララ、ピピの声、前列左からコースケくん、あさみちゃん](あさみちゃんから送っていただいた写真です)
キーボーズさんのコンサートの日程を教えて下さい。コンサートにいきたいでーす。
                             三輪 あさみ



1997年度に出演の少年ケン(立澤真明くん)からのお手紙

キーボーズへ
いつもおもしろくて、キーボーズに会うのがたのしみだったよ。
ぼくはテレビでもみるし、また会いに行くからまっててね。
どうもありがとうございました。

(ケンママもいつも楽しみでした。斎藤さんがいてくれたからいつも現場は明るくてあったかでした・・・
親子共々、どうもありがとうございました。・・・真明くんのお母様より)





頑張れキーボーズ!・・・「トゥトゥアンサンブル」視聴者の皆様から
1998年も引き続き、あたたかいメール・メッセージがとどいております。
応援、本当にありがとうございます。

(旧ホームページ「まさひろくらぶ」宛に届いたメールをご紹介させていただきます)

★こんにちは!初めてお便りさせていただきます。今日、キーボーズさんのホームページを見つける事がができてとてもうれしくなりました。面白くて中身が濃くて・・・ほんとうに楽しく拝見させていただきました。また、去年から引き続き「トゥトゥアンサンブル」のほうも楽しませていただいております。キーボーズさんを一目見るなり、わたしにとって気になる存在になりました。そして今では大ファンになり、番組が始まると掃除の手を止めて一番下の3才の娘とTVの前に座り、食い入るように見ています。ホームページの中にもありましたが、かくいう私もキーボーズさんはピアノの上手なタレントさんだと誤解していたのでした・・・大変失礼いたしました。そんなある時、真剣な顔でピアノを弾くあの人はもしや・・・と気がついたのです。でも、ピアニストにしてあんなに楽しいお人柄、キャラクターをもっていられるのはピアノの上手なタレントさんよりも、はるかにすごい事だと思います。(ピアニストって、イメージ的におカタクて近寄りがたい感じがありますから・・)CDの方も早速、探してみようと思っています。また、機会があれば(・・・機会を作って)斎藤さんのコンサートに出かけたいと考えております。「トゥトゥアンサンブル」もまだ始まったばかり・・・これから1年間楽しみです。ホームページの方もこまめに拝見させていただくつもりで「お気に入り」に登録しました。きっと、お忙しい日々をお送りなんでしょうね。でも、これからも多方面でのご活躍を期待しております。お体を大切にがんばってください!いつも陰ながら、エールを送っていますので。(1998.5/主婦・Tさん)

★ピアノの回を拝見しました。リストの「ラ・カンパネラ」に感動!!・・・ビデオに撮って何度も何度も聴き返してしまいました。一流のピアニストさんが子供のための教育番組に出演されているという事実の贅沢さにあらためて感嘆した次第です。大変でしょうけれどお身体だけは大切に・・・ご活躍を楽しみにしています。(1998.5/会社員)

★はじめまして。埼玉県で音楽教室をやっています。私が学生の時に、コンクールに出場なさっていた斎藤さんの演奏をテレビで見聴きして以来、ずっと注目していました。当時、大変スケールの大きいピアニストが、登場したものだと目を見張ったものです。その後、テレビ、ラジオなどで、斎藤さんの演奏の機会がある度に、できるだけ聴くようにしていました。しばらく、経って、NHKの番組で、久々に斎藤さんをお見掛けし、意外な一面もお持ちなのだなと思いました。また、こうしてインターネットで、斎藤さんの人柄と、情報とを、身近に接することができて、大変うれしく思います。(1998.5/音楽教室・Fさん)

★藤沢リラホールのコンサートに友達と行きました。すごく楽しいコンサート感激しました。腰が浮きあがって全身で弾いていらっしゃっていて、音と言うより振動のような伝わりかたなんかも、やっぱり生はいいなーと思いました。あれからまだ余韻に浸って暮らしています。キーボーズのときの斎藤さんはもっとおじさんに見えたのですが本物はけっこう若い!笑顔がすばらしい素敵な人でした。私は藤沢まで車で2時間もかけて行ったのですが、もーほんと行ったかいがあった大満足のコンサートでした。10月に立川でコンサートをやると言ってらしたので、そのときは絶対行きたいです。それまでは買ったCDとトゥトゥアンサンブルでつなごうと思います。(1998.5/神奈川県・Mさん)

★藤沢でのリサイタル、とても楽しいコンサートでした。クラシックのコンサートであんなに笑えるなんて、それに増して演奏の素晴らしかったこと!! 斎藤さんのようなサービス精神あふれた、遊び心のある(編曲された曲、思わず感心してしまいました) それでいて素晴らしい技術と才能を持った人がいることがとても驚きです。今後のご活躍を期待しています...。(1998.5/Kさん)



NHK学校放送宛にも、こんなステキなお便りをいただきました。

(NHKに届いたおハガキ、お便りをご紹介させていただきます)

☆きーぼーずへ
いつもとぅとぅあんさんぶるをみています。きーぼーずは、せかいいちのぴあにすとですね、だからぼくはきーぼーずにあいたいです。こんさーとをみにいきたいので、いろいろおしえてください。ぼくもぴあにすとになりたいです。(なおきくん/6歳)

☆(訳)「コンサート楽しかったよ。(先日、調布のコンサート拝見いたしました)私はレッスンでエレクトーンを習っています。エレクトーンはピアノの仲間だからキーボーズみたいに(上手に)弾きたいです。これからもテレビで応援しています。ケンとお別れするのはちょっぴり淋しいけど、新しい子は同じリコーダー(を演奏する子)ですか?」(下にキーボーズの絵をかいたそうです)
音楽の好きな娘はまだ5歳ですが、楽しみに番組を拝見しております。特にキーボーズさんのキャラクターは気に入っている様子です。これからも音楽の楽しさを子供達に伝えて頂きたく応援しております。(ちさとちゃん/5歳)

☆キーボーズ・斎藤雅広様
一視聴者からの手紙に、ご丁寧なお電話とFAX、本当にありがとうございました。「トゥトゥアンサンブル」は、音楽好きの主人と2歳と1歳の子供と共に、ビデオに撮り、繰り返し拝見しています。「赤ちゃんにあんなムズカシイもの・・・」と最初は思っていましたが、中村紘子さんの出演回を見てから、余程印象的だったのか、子供達は「軍隊行進曲」を口ずさみはじめました。それからは、山下一史さんの姿を見て指揮棒を振り回す、カルロス菅野さんと共におもちゃのマラカスを振りまくる・・・といった具合で、大変な音楽的刺激を受けております。親もホコリをかぶったリコーダーやオカリナを引っ張り出し、賑やかにやっております。何より驚いたのは、2歳の娘が、斎藤先生の演奏されたリストの「ラ・カンパネラ」をビデオで見たい、と繰り返しせがみ、途中で誰かがうるさくすると怒る程、好きなことです。わずか2歳の幼児の心に先生の演奏は、どんな情景を映し出したのでしょうか。「演奏会の情報を教えて頂いて、この子を連れて行ってあげたい」そう考え、問合わせのハガキを書いた次第なのです。これからも先生のご活躍、番組のご発展を心からお祈りしております、本日は本当にありがとうございました。(埼玉県新座市/R・Sさん)

☆キーボーズ様
いつも素敵なピアノ演奏ありがとうございます。リストのカンパネラ、特に感動いたしました。1歳の息子も画面にくぎづけになっておりました。子供が小さく、コンサート会場に行けないため、テレビでクラシックを紹介していただけると大変ありがたいです。これからも子供達や、その母親達のため、より、すばらしい番組を期待しております。(釧路/Rくんのママより)

☆毎回楽しく見ています。リコーダーのけん君もかわいいし、キーボーズも愉快です。ララおねえさんのオカリナもよい音色です。キーボーズのオーケストラでのピアノ演奏はすばらしかったと思います。1歳6ヶ月の娘と、たのしみにしています。これからも、いろいろな楽器とのアンサンブルをお願いします。(H・Sさん)

☆キーボーズ(キー坊主?)役の斎藤雅広さん、彼があんなに芸達者な方だとは知りませんでした。そしてその演技もさることながら、ピアノ演奏の素晴らしさ!毎回、名曲の数々のさわりの部分を弾いてくださいましたが、わたしはこれがとても楽しみでした。覚えているだけでもショパンの「英雄ポロネーズ」「スケルツォOp.31」、ドビュッシーの「水の反映」、そして最終回にはラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」と、スケールの大きな曲を聴かせて下さり、キーボーズのひょうきんないでたちとキャラクターとのギャップがかえって新鮮でした。2週間のサイクルでお話が新しくなりますが、その度に、テーマに沿ったお客様が出演し、しかも皆さん、超一流の方々ばかり。中村紘子さんをはじめ、佐藤しのぶさん、千住真理子さん、溝口肇さん、塩田美奈子さん、タイムファイブの皆さん、ヤマハの中村幸代さん、そしてもちろん吉沢実さん・・・。毎回、目の前で「ショータイム」を見られたケンくんがとてもうらやましかったです。ひとつ残念だったのが、ハープをテーマにしたお話がなかったこと。もしかして、わたしが見逃したのでしょうか・・・?きっと吉野直子さんが出演されるのだろうな・・・と楽しみにしていたのですが。余談ですが、佐藤しのぶさんが「エーデルワイス」を熱唱された時の伴奏が素敵でした。確か、斎藤さんご自身の編曲だったと思いますが、楽譜が欲しいくらい印象に残っています。(長野県茅野市/Y・Mさん)